2024.06.01

【6月の言葉】

体は食べたものでつくられる。心は聞いた言葉でつくられる。未来は話した言葉でつくられる。 北原 照久

先日ある勉強会で㈱クロフネカンパニーの中村文昭社長のご講演を拝聴しました。
その中で最初にご紹介された北原氏の言葉を6月の言葉にさせて頂きました。
普段何気なく食べているもの、発している言葉、
これらは知らぬ間に蓄積され、人生を大きく変える力があるのだと学びました。

中村社長は月刊誌「致知」にも掲載されたことのある方です。
高校卒業と同時に東京へ行き、様々なご縁に導かれ、
夢を持つのではなく、夢にもみないような人生を生きたと語っておられました。
ただ轢かれたレールを生きていただけではその枠の夢しか持てないと言われていました。
直接興味のある現場に行く、興味のある本を読む、調べるなど様々な行動によって夢は生まれ、育まれていきます。
そして夢を抱いたとき、どうすれば叶えることができるのか、
大きな夢を語ったとき、それは無理、できないと成功者ではない人は言います。
成功を収めた人、夢を叶えた人に直接お話を伺いに行くのが重要であると述べられていました。

また、仕事観について、
一般的な人はお金と将来性と世間体で仕事を探します。
しかし、条件で働くと酒を呑みながら上司や地域、
政治のせいにしてしまう人間になりやすいそうです。
何のために働くのか、経営するのか、
何のために高校、大学へ行くのか、
何のために野球をしているのか、
など何のためを深めていくことが重要です。

そして、中村社長の結論「何のため」は、
仕事、人生は人を喜ばせることに尽きると述べられていました。
極論を言うと職業は何でもよく、
業務、事業というツールを使って人を喜ばせる仕事こそが本物の仕事であるということです。

具体的に中村社長は「頼まれごとは試されごと」という言葉を胸に、
全てを爽やかに受け入れて、予想を超える行動をし、
成長してきたと述べられていました。
権利の主張ばかりをする世の中になってきている中で、
相手が予想する以上の動きをすれば
多くの人から一発で名前を覚えてもらえ、
可愛がられ、応援され、夢のような人生へ発展していったということでした。

最初から最後まで強い共感をおぼえ、
自分自身の行動をさらに見つめ直せる機会となり、
興奮しながら帰途につく、そんな講演会でした。

6月の言葉に戻りますが、日々の積み重ねが全てです。
興奮した一日を忘れず、常に前向きに明るくエネルギー溢れる言葉を発していきたいと思います。

専務塾でもお話したことがありますが、
応援される人柄になることが人生に置いて重要です。
人間力とは応援してくれる人がどれだけいるかではないかとも思います。
そのためには基本は大事です。
挨拶もできない、身だしなみもしっかりしていない、
一生懸命さを感じない、そんな人間を誰が応援したいと思うでしょうか。
夢は1人では叶えられませんし、
1人で叶えられるものは夢ではなく自己満足でしょう。
クラーク博士の有名な言葉「青年よ、大志を抱け」とあるように、
誰もが応援したくなるような人柄となり、
ワクワクする胸が熱くなるような大志を抱けるように、
日々一所懸命人を喜ばせていきましょう。

2024年前半戦の最終月、6月を笑顔で駆け抜けていきましょう!

えがお発信隊・創造隊 隊長 秋山 創一朗