2024.07.01

【7月の言葉】

若いときに流さなかった汗は、年老いて涙に変わる 野村克也

毎年シーズンオフに解雇される選手が、異口同音に「もっと頑張っておけばよかった」と言うのを聞いて一番感じること。「いつの時代も同じ。チャンスのときにやらず、ピンチのときに気づく」。
と野村監督が残された名言を7月の言葉に選びました。

読まれている方で、もう若くないから関係ないと思われる方もいるかもしれませんが、
「残りの人生の中で、今日が一番若い日」という言葉もあります。
いつの日もまだまだ成長できるという気持ちを胸に生きていたいと私は思います。

仕事でいう汗をかくとはどういうことか。
まずは実際に身体を動かすということが必要です。
効率を求める前に、まずはやってみる。
行動する中でしか感じることのできない世界があります。
お客様に喜んでもらうため、肉体的にも汗をかき、
想像を超えるサービス、価値を感じてもらえたとき、
感動は生まれます。
また、身体を動かすことと合わせて、頭に汗をかくということが必要です。

頭に汗をかくとは、ただ単純作業をするのではなく、
考えて仕事をするということです。

株式会社大町では思考の五原則+1という考え方を大事にしています。
根本的にみる、多面的にみる、長期的にみる、プラス発想、ストーリー性、
そして志
です。
これらの視点で物事を考え、行動することが頭に汗をかくということになります。

この仕事は何のために行っているのか、何に繋がっているのかなど・・・根本的にみる
この商品は会社にとってどんな存在か、お客様からは?社会からは?など・・・多面的にみる
この業務を継続することでよりよくなっていくのか、悪くなっていくのかなど・・・長期的にみる
ミスをしてしまった際、落ち込みすぎるのではなく、次はミスをしない仕組みをつくろう!など・・・プラス発想
断片的な目の前の出来事ではなく、その背景や歴史に注目するなど・・・ストーリー性でみる
誰もがワクワクするような未来を描く・・・

そもそも
給料をもらって働いてる意識なのか、
懸命に働いて給料をもらっている意識なのか。
この問いは重要です。

前者の意識では、思考の五原則プラス1を活かすことはできません。
やらされ意識であり、自主性も主体性も、当事者意識も生まれません。

お客様に喜んでもらうために懸命に働き、
その結果の1つが給料であるという認識に変わったとき、
行動も能力も成長し、結果として周りの評価も変わるかと思います。

そもそも誰から給料をもらっているのか、
支払いをしているのは銀行であり、会社であり、経理担当かもしれません。
社長や上司の評価が給料の金額に表れているかもしれません。
しかし、お客様から評価してもらい、サービス・商品を買ってもらえなければ、その給料は発生しません。
さらにそのサービス・商品を生むためには、製造業者様、配送業者様、地域など多くの方々が関わっています。
地域にフォーカスを当てると、少子高齢化社会が広がり、荒れた田畑が散見されます。
この状況を傍観し続けると明るい未来は描けなくなります。
まさに、「若い時に流さなかった汗は、年老いて涙に変わる」です。
株式会社大町がある地域だけでなく、どの地方にもこの問題はあり、日本の誇りを失いかけています。
日本の誇りとは各都道府県、各地域それぞれに魅力ある歴史、文化、産業、芸術、自然、etcがあることです。
比較するものではなく、絶対的なそれぞれの価値こそが、誇りとなります。

まずはこの地で誰もが笑顔溢れる空間を創り誇りを取り戻し、
各地域に波及させていく、そんな元氣村創りが今求められています。

企業として内部と外部にある環境、縁を徹底的に活かし、
誇り高き志を形成していきたいと思います。

思考の五原則プラス1を意識した文章を書かせてもらいました。
7月は令和6年の後半戦のスタートです。
ぜひ思考の五原則プラス1を活用して、
前半戦を振り返り、後半戦の明るい未来を描くタイミングにしてみましょう。

いよいよ夏が始まり、暑い日が続きます。
水分をしっかりとり、熱中症には気をつけながら、
笑顔で頑張っていきましょう!!

えがお発信隊・創造隊 隊長 秋山創一朗