2024.05.01

【5月の言葉】

たいていの人は、問題を解決しようとするよりも、問題を回避するためにより多くの時間とエネルギーを費やしている。 ヘンリー・フォード

今月はアメリカの実業家であり、フォード・モーターの創設者として知られているヘンリー・フォード氏の言葉を選びました。

いよいよGWに突入し、日本一のだがし売場にとっても、繁忙期となります。
昨年のGWは新型コロナウイルスが5類へ移行することが決まり、
多くのご来店がありました。
今年のGWもすでに前半が終わりましたが、
多くのご来店、たくさんの笑顔が溢れることを期待しています。

昨年のGWやお盆では駐車場がいっぱいとなったり、
レジの行列が分かりづらく混乱を招いてしまったり、
お客様のたくさんの笑顔も頂けましたが、ご迷惑もお掛けしました。

今月の言葉のように問題を回避し、現実逃避するのではなく、
社員一丸となり問題解決に取り組んでいる次第です。

先日読んでいた本に大変感銘しましたので、下記にて紹介します。
(※致知出版社「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」6月10日ページ、一部引用)

「青年でも中年でも『~をしてくれない』と言い始めた時から、既に精神的な老化が進んでいる。」「他人が『~をしてくれない』と嘆く前に、自分が人に何かしてあげられることはないかと考えるべきです。」※

自分自身を省みるきっかけを頂ける言葉です。
どうしても忙しいとき、辛いとき、上手くいかない時、
こんな感情になってしまうかと思います。

「自分のしたいことを自分の力ですると同時に、他者のためにさせていただくという気がない人間は大人とは言えない。真に幸福な人生も生きられない。だから、七割は自分の楽しみ、三割は育てたいもののためにお金と時間を使う。年を取れば取るほど、そういう人間になれるといいですね。」※
「自分のしたいことをすることが自己を育てることのように思う人がいるので困りますね。自己を丹誠するにはまず一生懸けていいという目的をもってなきゃいけない。その目的に向かって、どういう人間に自分を仕上げたいのか。」※

文章を抜粋しましたが、非常に胸に刺さる言葉の数々です。

周りや他人、社会、国が「してくれない」のではなく、
自分がくれないような捉え方を選択しているだけなのだと思います。
言い換えると「当事者意識」が足りないだけなのだと思います。

日本は政治への関心は低く、投票率は低い、そんな中で首相が悪い、政治が悪い、国が悪い、官僚が悪い、知事が悪い、市長が悪いなど批判の嵐です。

それでも世界からまだ称賛してもらえる国、そんな国は他にありません。
都会でも田舎でも便利な店があり、交通インフラが整備され、水も電気もある、なんとなく生活していても生きていける国、当事者意識を持たなくても周る国です。

それは我々がすごいのではなく、そんな国をつくった先人が素晴らしいのであり、その貯金を食い殺すのも活かすのも我々次第ではないかと思います。

批判して自分は何もしないということは、
ヘンリー・フォード氏の言葉を借りると問題の回避はするけれど、
解決は人任せ、たいていの人はそうだということです。

決して悲観的になる必要はないと思いますが、
「自己を丹誠するにはまず一生懸けていいという目的をもってなきゃいけない。」
当事者意識を持つにはこのような目的が必要です。

まずは今の自分の環境がどれだけ恵まれているかということを自覚し、感謝することが目的設定の根幹にあります。
そして感謝は言葉だけでなく行動で示していく必要があります。

多くのお客様のご来店にどう感謝を伝えるのか、
どうすればまた来て頂けるような楽しい空間を創ることができるのか、
忙しい中にどう楽しみを見出すか、
それら全ての鍵は「こどもの笑顔」であると感じます。

不安定な世の中で、「こどもの笑顔」が持つ力は不変です。
日本一のだがし売場はそんな「こどもの笑顔」を創出する場となり、
来た人も働いている我々も楽しくなるそんな場所を追求していきたいと思います。

このGWでもたくさんの「こどもの笑顔」を創っていきましょう。

えがお発信隊・創造隊 隊長 秋山 創一朗