2024.09.01

【9月の言葉】

動くのだ 停滞してはならぬ 川や海が生きているのは いつも動いているからだ 坂村真民

今月は2006年に亡くなられた「念ずれば花ひらく」で有名な日本の仏教詩人、坂村真民氏の言葉を選びました。

他にも多くの名言を残された方です。
下記致知出版社様の紹介ページですので、ご参照下さい。

人間も常に心臓が動き、血液が流れ、生きることができています。
心臓も血液も動きが止まった瞬間に腐敗が始まり、たちまち死が訪れます。

人生に置き換えたとき、企業に置き換えたとき、同じことがいえるのではないでしょうか。

先日、以前勤めていた企業の上司が、役員を退任されました。
プレゼン力が凄まじく、多くの人を虜にし、にもかかわらず偉ぶらない、
私のような若輩者にも気さくに接してくださる、そんな魅力的な方でした。

44年間企業に勤めながら、
寺子屋塾・アントレプレナー塾を22年間運営されておられます。
「世界はマーケティングでできている」という本も出版され、
「250回記念アントレ祭 兼 出版記念会」に私も出席する予定です。

まさに動き続けてこられた方であると感じています。
アントレプレナーとは、ゼロから事業を起こす人を指す言葉で、
日本語では「起業家」という意味で使われます。
単に起業ということだけではなく、
社会的な課題などを主体性をもって、
創造力と挑戦心で立ち向かっていく力であり、
今日本で注目されている言葉でもあります。
国際的な競争力が低下している日本に置いて、
この精神は非常に重要ではないかと考えます。

イーロン・マスク氏が起業家に向けて言ったアドバイスに、
下記のようなものがあります。
「極限まで粘り強くあることと、死ぬほど働くことです。
1週間に80-100時間は働くべきです。
これらは、成功するための可能性を高めます。
もし他の人が週に40時間働いていて、
あなたは100時間働いていたら、
たとえ同じことをやっていたとしても、
彼らが1年で達成することを4か月で達成します。」
起業家に対する言葉ではありますが、
人生の真理ではないかと思います。

周りと比較しない、戦わない、
自己と他者を肯定していこうなど心地よい言葉、
理想が世の中にはあります。
私も弊社もそこを目指しています。

しかしながら、その境地に到るには、
圧倒的な自立と自律が必要であると考えます。

比較しない、戦わないという意味を履き違え、
現状に甘んじていては成長がありません。

周りと比較しない、戦わないとはあくまで周りとの話であり、
過去の自分と比較し、甘い自分との戦いは、
常に行っていく必要があります。

それこそが、坂村真民氏の「動くのだ」の意味ではないかと感じています。

不安定な世界情勢、予期せぬ異常気象が続く時代の中で、
どっしりと構えられる人柄を全員で目指していければと思います。

今月は73期最終月になります。
最後まで笑顔で情熱的に駆け抜けていきましょう!

えがお発信隊・創造隊 隊長 秋山 創一朗