【11月の言葉】
一日は、一生の縮図なり。 森 信三
11月にちなんで「一」を意識した言葉を選びました。
「有意義な一日だった。」「充実した一日であった。」という毎日の積み重ねが一生を輝かせてくれる、そんな意味だと解釈しております。
私は元々せっかちな性格ですが、この言葉を知ってからはせっかちに拍車がかかっており、明日死ぬかもしれないと思ったら、歩くスピードも、ご飯を食べるのも、何でも速さを求めてしまいます。スピード感を持って取り組むことは重要ですが、心まで焦ってしまったり、荒いでしまってはいけないなと反省致します。
さて、激動の8・9月を終え、10月は全国的にコロナウイルスも落ち着き、気持ち的にも少しばかり開放的になれた月になったのではないでしょうか。
日本一のだがし売場にも小学生から高校生の子どもたちが、県外への修学旅行等が中止になった影響で、遠足として遊びに来てくれました。
スタッフ一同、楽しんで買い物をしてもらっている姿を見て、大変癒されました。
ご来店頂いた方々、先月も本当にありがとうございました。ぜひ、今月も心よりお待ちしております。
株式会社大町は9月決算のため、先月の10月が新しい期のスタートとなりました。お菓子の卸業から始まった我が社は「新(進)大町」というキーワードをこの71期目に掲げました。
これまで当たり前であった常識がコロナウイルスという目に見えないものによって、どんどん覆されていきました。新しい生活様式、新しい価値観、それらに対応するためにも進化し続ける、そんな思いでのスタートです。
こどもたちやお客様に楽しんで頂くためにできた売場も、集客をすることは悪であると捉えられ、しかしながら運営するためにはお客様がいなければ成り立たない、矛盾と葛藤の繰り返しがありました。
緊急事態宣言の発令等で休業を余儀なくされている中、HPに届いた一通のお客様からの心温まる応援メールは社員一同、涙させて頂きました。と同時に、心から胸を張って営業再開できる体制をつくる決意をしました。
9月より、土日祝は感染症対策として入場整理券を発券しておりますが、お客様には煩わしさを感じさせてしまうこともあると重々承知しております。しかしながら、守るべき「こどもの笑顔」のために決して捨ててはいけない「安心・安全」を第一にさせて頂きました。
今の形がゴールではなく、今期のキーワードである「新」と「進」を大切に、一日一日を充実させていく、この意識で11月も楽しんでいければと思います。
長文を読んで頂き、誠にありがとうございました。
秋山 創一朗